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寒いです。凍えます。まあ、そういう季節です。
冬が嫌いなのではなくて凍えるのがこわいだけ
私は夏が好きです。
あの夏の高い気温と、どうしようもない湿度を体験しても、夏のほうが好きです。
じゃあ冬が心底キライなのかというと、そういうわけでもないのです。
冬が嫌いというよりも、冬に凍えてしまうのが苦手なので、便宜的にといいますか。
代表的なものが、水道管の凍結です。まじ嫌です。水道管に関するトラブルは、なにがなんでも避けたいという一心です。冬は毎日、水道の元栓を閉めて水抜きしています。
まあ水抜き作業は面倒ですが、水抜きそのものは嫌いではありません。
水抜きをしなくてはならないという日課的なものが嫌です。日課的なものによる圧迫感で、本当に息苦しくなってしまいます。イライラの原因になります。
今年は思い切って、家そのものを、どうにかしようと考えています。まじ寒い、この家。断熱性能なんて、おそらくないのでしょう。それは仕方ありませんが、そうと知ってなお放置し続けるのが嫌です。
ああ、なんだ、自分の問題じゃないかと気づくパターンですが、それも本当に圧迫感になっています。
断熱リフォームの見積もりを依頼してみたところ、多めに想像していた金額の七倍ありました。予算オーバーどころの話では、ありません。
最近になって、家の中いながら水抜きができるシステムがあるらしいことが分かりました。懇意にしているリフォーム業者では取り扱っていないそうですが。
なんとかしたいなと考えながらも、なんともならない現実です。
なんとかしたいと真剣に考えていますが、考えたうえでの行動もしています。
そのうち暖かくなれば、「まだ、いっか」となりそうです。
できることなら工事費用は抑えたいのですが、だからといって必要な工事費用はケチりたくないのも本音です。
一流の業者に、一流の完成度を求めるなら、予算は必須です。
たとえ少なくてもチップも用意します。
でも基本的な見積もりの段階で、どうしようもありませんでした。
だから、さっきも水抜きしてきたよ。寒かったです。
八月になりました
八月になりました。
以前、使用していたジョウロが、どうしても見つかりません。
ガラス製で、さきっぽが長くて曲がっていて細いタイプです。
一滴ぽとり、というような繊細な水遣りにも対応できるタイプです。
おもに室内で使用していました。
夏は、こまめに少しづつ、水をあげたいので、さてさてさて。
そこで近所で売っている場所がないか調べていたところ、
「如雨露」
という文字を見かけました。
如雨露。ジョウロです。あめつゆのごとく、まさに水撒きできます。
普段それほど意識せず使用している樹脂製のジョウロまでも、
美意識に満ち溢れた一品のように感じられるようになりました。
美味しいです。
あっという間のようにも感じるし、
とても長く長い道のりだったようにも感じてしまう8年間でした。
そんな8年間を過ごしてから、さらに3年間が過ぎていました。
たとえようのない感覚です。
正直なところ、あっという間です。
けれども、子供にとっての時間感覚は別でしょう。
もう、それはそれは、もう、とてつもなく、かけがえのない、長くもありつつ、
唯一無二の季節のような。
たとえようがないので、このへんにしておきます。
まだ、いいのでしょうか。
なにか好きなことをしても。
もう存分に生きたようにも感じます。夏を精一杯に生きて生きて行き切ったとさえ、思いそうになるのです。
まだ時間が、ある、ようです。
そうですね、なんというか、まあ、
やれることをやることにします。
もっと上手な作戦だとか、
もっと合理的な判断だとか、
あるのでしょうけれども。
仕事の合間に、コーヒーを。アイスコーヒーです。
いれたての熱々を、かちんこちんの氷にかけて、一気に冷たくします。
美味しいです。とてもとてもとても、美味しいです。
なにもないように感じる日
とくべつなにかが、あるわけでもなく、暮れていく一日。そうして幾日。
私にとって夏は最高の季節なので、なにもないように感じる日でも最高。
梅雨に入り、かなり、まとまった雨が降りました。
よく歩く道沿いの田んぼは潤っています。
できれば朝と昼は晴れて、夕立になって欲しいのですが、
そう都合よく降るわけもなく、何度も何度も激しい雨に撃たれました。
朝、いちめんに霧がたちこめて、すぐそこさえも見えないほどでした。
みるみるうちに視界が開けて、なにごともなかったかのように、街が見えます。
できることなら、カナメモチの剪定をしておきたかったな、と、思いました。
思うだけで、風に吹かれながら、焙煎したての珈琲豆の香りを楽しみました。
あくまでもドクダミの香り
なんていうか全身がドクダミの香りというか匂いで包まれていて、すごいことになっています。傾斜地の草引きをしてきたからです。まあ涼しいので、はりきってしまいました。調子にのっちゃったわけです。気づいたのは、作業後の喫茶店です。
「なんか、くさくない?」
と言われました。
他人事の顔で休憩してたんですけれども。コーヒー美味しい。このところ暑かったけれど今日は過ごしやすくていいですよね。そんなことを、のんきに話していたときに。
「これってドクダミの?」
ドクダミと聞いてピンときました。きますよね、そりゃ。ドクダミとミントに覆われた傾斜地に、さっきまでいたわけですから。草引きまくって草抜きまくって草刈りまくって、いまここ。
「うん、まあ、でも、あれですよ?」私は言いました、
「ドクダミはノラ猫予防に効果があるんです」
「のらねこ。います? いまどき」
「いる、でしょ?」
よく考えれば、いないですね。来てもドクダミを避けるとして、なおさらです。
しかも最近はペットは家の中で飼いましょうの風潮です。
私が子供の頃に、となりのお姉さんが猫を飼っていました。夜ちょっとだけ部屋の窓が開いてるんです、「そこから出入りするのよ猫」と教わりました。
にゃあにゃあ拾ってきた、捨ててきなさい、という親子の会話が珍しくありませんでした。
「ドクダミ茶にすれば美味しいかも?」
「かなり強烈っすよ?」
「からだには良いんでしょ?」
「あくまでもドクダミの香りっすよ?」
ちなみに。
私が担当した傾斜地は、ドクダミ、ペパーミント、スペアミントが大量に繁殖しています。ミント系が密生している場所は、そのままでいいと言われましたが、ドクダミの多い箇所はミントもろとも引き抜きます。絶対的な総量としてはドクダミが優勢なので、ミントの香りは少ないのかな。歩いているとき、風に舞う香りはミントのほうが強くて爽やかです。
軍手にもドクダミの匂い、いえ、香りがしみこんでいますねえ?
作業靴や作業着は、前もってローズゼラニウムこすりつけておいたから爽やかな香りを放っていたんですが、作業が終わる頃にはドクダミが勝っています。
かなり強烈なドクダミの匂い、いえ香りです。なかなか消えません。でも一晩で霧散します。それが不思議。
今日の音楽は、松岡直也さんのアルバム「午後の水平線」の一曲目に収録されている「サンスポットダンス」
これのライブバージョンです。