結局は感謝なので「ありがとうございました、これからも宜しくお願いいたします」となります。

 

 自治会の役員を、引継ぎ期間も含めて約一年半、全うすることができました。

 

 自治会の活動のために確保しなければならない時間は結構あって、その大変さというか日時調整の難航さ加減は『こんなになのか!』と悲鳴をあげたくなるほど。いや、そうでもないかな。

 まあ過ぎてしまえば、なんというか、もう結局のところ感謝の気持ちだけが大きいのですよ。

 

 自治会の役員をやる前は「まあ、なんとかなるさ」と軽く考えていました。

 行事によっては「これは、まいった」でした。

 ケースバイケース、いろいろですが、それぞれみな大変だったろうなというのが実感であり本音です。

 

 しかし、よくよく考えてみれば、今までずっと『地域のみなさん』が務めあげてきたことなんですよね。どの役員の職務も。

 大変です。大変ですが、もっと個人の負担を軽減することも可能だろうなと感じることも多かったのも事実です。その時その時が精一杯なので、なかなか意見が言えなかったり、言えても『あれ、おれ何言ってんだろう?』と自問自答してしまうほど論理的でなかったりしましたからね。いやあ、今まで自治会の役員を担当されたみなさん、本当にお疲れ様でした。

 

 見えないところの活躍。誰に褒められることもなく、自分から率先して自慢するでもなく、静かに静かに静かにフェイドアウト。もう次の役員さんが頑張っているのですよ。

 

 今年は『自分の仕事』に、より一層真剣に取り組みます。

 地域の活動も大切ですし、『若い世代』が自治会で能力を発揮するの素晴らしく魅力的です、が、働き盛りの人間がしっかり働いて税金を納めることが巡り巡って地域に還元されていくという貢献もあるんじゃないかなって考えています。

 

 四月になってからだけでも、役員業務の補足説明、あらためて引継ぎ、慰労会、打ち上げ、懇親会、意見交換会、いろいろな場面がありました。そのたびに何度も言っていた言葉。

 一年半に亘り、大変お世話になりました。

 これからも宜しくお願いいたします。

 

 

 

 結局は感謝です。

 自治会のメンバー、それぞれの家族。

 言い始めるとキリがないですが、本当にあんなところからそんなところまで、外からは見えにくい場面も多いです。地域ごとの自治独立という気風や気概があるにせよ、行政に関わることなので市町村役場や地元警察の方々とも接する機会が多かったです。「多かった」と言い切っている基準は、あくまでも「私の想像を凌駕していた」という意味ですけど。人によっては『こんなもんだろ』『そんなもんだよ』でしょう。

 

 私自身は、性格的にイベント好きで祭り好きということもありますし、まあ『なんとかなるさ?』と思っていたので、大変さも含めて充分満喫していたところがあります。あります、が、家族にすれば『そんなことまで? そこまでしなくちゃいけないの!?』ということが決して少なくなかったとも思いますよ。

 そして私自身が時間を調整するために協力してもらっていた「地域外」の方々。そうなんですよ、家族は「その地域」に含められますが、どう考えても地域外としかいいようのない方々がいます。ちょっと乱暴な言い方をすれば、その地域にとっては無関係の人たちというね。具体的に言うと、仕事の仲間や取引先の関係者です。個人的に親しくしている方も多いですが、中にはライバルというか張り合う関係の方々、ましてや必ずしも良好な人間関係とは言いにくい立場の方々にも結果的にお世話にならざるをえませんでした。本当にお世話になりました。もう本当に『感謝』という言葉でしか言いようがない気がします。

 

 自治会の役員の仕事って、ときには地域外の方々からの理解と協力が得られないと、かなり困難な面もあるというか、ストレスになり得る要素があるかなって感じました。現実問題として『有給休暇取得すればいいじゃん』じゃ済まないのですよ。

 

 次、巡ってくるとすれば20年後、くらい先のことでしょうか。

 

 とりあえず、感情の記録として。

 

 

 

 爽快です。