午後の水平線を眺めに行くなら、ゼラニウムが群生する傾斜地がおすすめです。

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まだ積乱雲は見えませんが気分ひとあし早く入道雲です。

 

 

ゴールデンウイーク最終日です。

 

土用があけましたので、畑仕事も庭作業も存分にできます。

 

立夏土用あけ、なんというわっくわくぅな季節でしょう。

 

 

土用の期間中は、「土いじり」が御法度なのです。

 

(間日と呼ばれる日だけは例外になります)

 

 

待ちました!

 

 

 

 

いまの季節は、ちょうどいい感じにカナメモチの新芽が緑色になってきています。

 

春先の新芽は、紫外線に対抗するために赤いのですが、ゆっくりと緑色に。

 

真っ赤なカナメモチの生垣も素晴らしいんですけどね、

 

緑色に変化したカナメモチも色鮮やかです。

 

 

とはいうものの、

 

うっかりするとカナメモチは黒い斑点が現れてしまうことがあります。

 

要するに「カビ」の一種です。

 

なので、病害対策をしていきます。

 

 

一年中ずっと害虫忌避対策はしているのですが、

 

初夏は「病虫害対策」になります。

 

 

害虫対策に効果的なのが、

 

ヒバのエキスです。

 

ヒバオイルをうすめてスプレーするだけで、かなり効果的です。

 

 

私はヒバオイルの他に、ニームを使用しています。

 

私が剪定を担当している何軒かは、冬の間にニームを土壌に行き渡らせてあります。

 

ニームオイル少々を、たっぷりの水で溶かします。

 

うすくてもいいです。

 

というより、うすい状態のニーム水を、こまめに撒くのがコツです。

 

冬の間ひたすら、こまめに散布し続けました。

 

さらに新芽が出揃う直前にも、枝と幹に塗布してあります。

 

 

ニームインド原産の樹木で、

 

苗は観葉植物としても販売されています。

 

一年に一度、ちょうどいまくらいの時季から、

 

ニームの苗 予約受付中」になることが多いです。

 

販売が始まると、あっというまに売れ切れてしまう、

 

何ていうことも多いです。

 

 

私もニームの苗を育てていますが、

 

増やすのが(言われているほどは)簡単ではありません。

 

ハッキリ言って、かなり難しいです。

 

単純な話でして、

 

ニームは「熱帯性」だからです。

 

 

私の住んでいる環境は、真冬は氷点下です。

 

ニームにとって過酷すぎます。越冬が大変なんです。

 

 

 

それでも新芽が出ると嬉しくなります。

 

 

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寒さに弱い植物でも、なんとなくその土地に馴染んで成育するタイプもあります。

 

私が育てているローズゼラニウムは、耐寒性が弱い植物です。

 

冬は基本的に屋内で越冬させています。

 

庭に直接、植えて育てていても、

 

寒くなる直前の秋もしくは夏の終わりに、鉢に移して建物内に入れておきます。

 

でも、まあ、忘れられてしまうのもいたようで、

 

翌春、枯葉の下から新芽を出す苗がいました。

 

よく冬を外で越したなあ。

 

感動するのと同時に、よくやった!と褒めちぎりました。

 

 

いまでは、すっかり土着いえ定着しています。

 

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不思議なもので、いえ不思議でもなんでもないのですが、

 

私が住んでいる場所よりも北のほうが、冬は暖かめです。

 

黒潮のおかげだそうです。

 

黒潮の影響を受ける海岸沿いの地域は、

 

やや内陸の南部よりも暖かいのが特徴です。

 

 

湖は黒潮の影響を受けない、のかな。

 

そうそう、ローズゼラニウムの花、そろそろ咲きそうです。

 

つぼみが、たくさん育っていました。

 

楽しみです。

 

 

 

 

ところで、たまたまこのブログにたどりついた、あなた。

 

あなたは、人生を楽しんでいますか?

 

 

私は「楽しむ」ように心掛けています。

 

もはや「努力」や「勉強」の要素も含んでいます。

 

楽しいから楽しんでいる、というのが理想的ですが、

 

とりあえず今日これからやることは、やりとげることなので、

 

しっかりと楽しんで取り組もうと思っています。

 

ていうか、もうすでに楽しく過ごしていますし、ひと仕事終えてきました。

 

 

早朝からの作業は、私にとって「やりやすい」んですよね。

 

しかも、ひと仕事終えたのに、まだ一日たっぷり時間がある!

 

そんな錯覚になれるのもポイントです。

 

 

とはいうものの、

 

まもなく梅雨の季節です。

 

それまでは浮かれて「初夏~」「立夏~」と、はしゃぎますが、

 

雨が続くとチョットね、なのですよ。

 

 

庭木の剪定仕事はできなくなります。

 

基本、雨天は商売お休みなのです。

 

住まいの修繕も手掛けていますが、

 

私の担当はエクステリアすなわち「外構」と呼ばれる屋外なので、

 

やはり雨天は作業延期になります。

 

 

そんな日は、

 

本を読んだり、音楽を聴いたり、師匠の説教を聞いたりして過ごしますが、

 

今年はブログに時間を多く注いでみようと考えています。

 

 

とくべつなテーマは見当たりませんが、

 

つづってみようと思っています。

 

ていうか、もうつづっています。

 

 

私が何を書こうとも、インターネットの世界で話題になることは、まずない、

 

そんな気がします。

 

それでも、

 

誰かひとり、

 

うっかり迷い込んできたときに、

 

なんだか「ひっかかる」言葉があればいいな!

 

という気持ちがあるのですよ。

 

 

 

本来であれば、

 

年齢を重ねて、

 

自分の経験を若い世代に伝えていく、

 

なんていう選択肢もあるのでしょう。

 

私よりも何回りも先輩の師匠たちから、

 

庭木の剪定テクニックや外構施工を学んでいる日々ですが、

 

この分野でも「革新の波」は来ているのですよ。

 

 

人の暮らしに溶け込んでいる植物です。

 

たぶんね、

 

いろいろとターニングポイントになるのかなって思うことがあります。

 

すでに90歳を超えている大師匠が、

 

「もうごまかしきかねえな!」と仰っておりました。

 

インターネットで日々、次から次へと、技術も方法論も公開されていますからね。

 

しかも、ほとんど無料!

 

 

庭木の剪定道具の選び方だって、

 

サイトを読めば「なるほど」って理解できるように丁寧に書いている人がいます。

 

ホームセンターに行くと、ひととおり、道具も苗も揃います。

 

 

「庭師やり続けて、お金もらえ続けるかなあ」

 

と、

 

弱音を吐きたくことが、「ない」と言い切れば嘘になります。

 

じゃあ、どうしたら、「正々堂々と稼ぎ続けられる」のか、

 

なんですよね。

 

 

私の個人的な考え方としては、

 

「時間」に対する考え方がポイントになると思います。

 

 

やっぱりね、

 

時間が必要なんです。

 

作業時間。

 

それを誰かに任せよう、と思ってくれれば、しめたものなんです。

 

「頼むと高いから自分でやる」という風潮が、

 

DIYブームと家庭菜園の波にのってやってきました。

 

でも、どうですかね、

 

その「高い道具」、どれくらいの回数を使いましたか?

 

その「生命力」と「繁殖力」、安全に制御できましたか?

 

ハーブも、むやみに、はびこれば雑草です。

 

害虫忌避効果の高い植物だって、手入れを怠れば病気で弱り、虫が寄り付くことも。

 

 

庭師の仕事をしているが、

 

剪定ばさみに椿油をさして磨いたり、三脚の泥を拭いて磨いたりしても、

 

それは苦になりません。むしろ喜びの時間です。

 

でも、

 

「手入れするの面倒だな」と一瞬でも思ってしまうのであれば、

 

プロにまかせたほうが良くないですか?

 

まかせられる人に、まかせて、

 

他のことやったほうがいいんじゃないかと思うんですよね。

 

趣味なんだよ、というのならいいんです。

 

趣味であるのなら、趣味として楽しむのであれば。

 

 

ちなみに、

 

雑草が繁殖してから草抜きするより、

 

繁殖予防をしておくほうが経済的ですよ。

 

時間も予算も節約できます。

 

なんなら「1年単位」で「頼む!」と言ってくれた方が、

 

実は効率的なんですよ。

 

四季それぞれに、やることが違うからです。

 

春には春の作業があり、

 

夏には夏の作業があり、

 

秋には秋の、

 

冬には冬の。

 

言い換えれば、

 

季節ごとに最適な作業をしておけば、

 

作業時間を軽減できるパターンが多いです。

 

作業時間の短縮=コスト削減ですよ。

 

はっきりいって、お得です。

 

とは言うものの、

 

庭師として「稼ぎたい」のも本音なので、

 

「どうしたら価値を認めてもらえるのか」は、

 

日々しっかりと研究しています。

 

 

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観葉植物の育て方は、実際に育てているうちに覚えてきます。

 

人によっては、「枯らして学ぶ」「次しっかり育てる」「それも実験」と。

 

私の個人的な感覚では、

 

わざわざ枯らさなくても学べますよ? なのですよ。

 

枯れてしまうものは仕方ありません。

 

気温差や湿度の影響も大きいですし、自然に対して太刀打ちできなくていいわけです。

 

けれども、

 

「学ぶために枯らす前提」というのは、チョット、なのですよ。

 

苗も安くは、ないですし。

 

積もり積もれば、なんとやらです。

 

 

 

なので、

 

お近くの庭師にお仕事させてください!

 

すっげえ、頼んだら経済的にお得で自由時間が増えた! 

 

って、なると思います。たぶん。

 

 

 

 

めいび~

 

 

 

さて。

 

ホームセンターや、お花屋さんで、いまの時季に見つけたら、

 

「即! 買い」なオススメは、

 

ズバリ!

 

ニームの苗」です。

 

ニームゴキブリ除けにも効果的なので、

 

よかったら話を聞いてみてください。

 

ええ。そうなんです。

 

ニームの苗」を買うときに、

 

「どんな効果があるの?」

 

「どうやって育てるの?」

 

と質問してください。

 

 

しつこいくらいに教えてくれる人ならば、

 

超! 安心です!!

 

質問しても、なんかうわのそらだったり、

 

適当に言葉を並べて「おすすめです」と話を締めくくるのは、

 

ただ単に「売れるらしい」で仕入れただけの可能性が高いです。

 

 

本当に「ニーム」を知っている人ならば、

 

教えたがります。

 

 

時間がないなら、別の日でもいいです。

 

 

「このまえ買ったニームなんですけど~」って質問されれば、

 

「はい!なんなりと!!」って喜びますから!

 

 

そういう態度を見て、

 

「買う」「買わない」を判断すると、

 

けっこう「当たり」ます。

 

 

ステキな苗は、素晴らしいひとに育てられ、素敵な人に売られるものです。

 

違うこともあるでしょうけど。

 

 

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さあて! ランチタイムです。

 

 

これから午後の水平線を満喫してきます。