ひとくぎり
ひとくぎりつけた
3/15は、確定申告の受付最終日。
それと。今年は、ノベルバ投稿キャンペーンの最終日。
私は早朝から昼過ぎまで、もともとの用事にかかってました。
昼過ぎに用事が済んで、バス停へ向かう。
一時間に一本あるかないかのバス運行。
バスを待ちながらどうしようかなと考え始めたとき。
バスが予定より遅れている。
というデジタル表示が。
ん?
ということは。
乗れなかったはずの、一本前のバスに乗れるらしい。
こういうときって、なんかスムーズに行くんだよね?
いつもとコースの違うバスだった。
せっかくなので、城の近くで下車。
すごく陽射しが熱くて、だけど風が冷たくて。
つまり気持ちいい。
市立博物館が改修中らしい。
立ち入り禁止。
だけど。
お城の櫓は、期間限定で無料開放中。
入れるんだ?
登れるのか!
ぐるりと、お堀をまわり、城門くぐって本丸へ。
風が。
とにかく気持ちいい。
梅は満開後。
桜は、つぼみうずうずしてる。
しだれ柳の緑色が、ひときわ色あざやか。
櫓は引戸。
ガラガラガラ。
木造建築。
すごい太い柱と梁。
こんな木材を使って家を建てられたらいいなとか考えてしまう。
二階に登る。
階段も木だよ。
ぎい。
二階の窓すべて開放されていて、東西南北に吹き抜けている。
しばらく、何もしないで過ごす時間を満喫してた。
お城の近くのパン屋で、ツナサラダパンを買った。
ちいさいバターロールに、ツナサラダが挟まれている。
きゅうり、たまねぎ、野菜たっぷり。
おいしそう。
確定申告、今年は郵便局から送付。
速達にした。
消印の日付で、3/15ならOK。
なんだけど。
速達にした。
ちょうど400円。
記念に風景印を押してもらう予定だったけど、すっかり忘れていた。
なにしろ、風が心地良くて。
郵便局のすぐそばにバス停がある。
30分くらいなら待ってもいいかな。
と思ったら、5分後に来るらしい。
なるほどね?
なんというか、宇宙に導かれている感覚になる。
たぶん、おれの『中のひと』が、宇宙のどこかで上手に「おれ」を操作してくれている。
駅に着くとホームに列車が停まっていた。
もちろん、急がなくても乗れたよ。
歩いて、乗って、座ったら。
ビー。
扉が閉まって発車した。
帰ってきた。
駅前のバス停。
誰もいない。
さっき買っておいたツナサラダパンをベンチで食べることにした。
妻と、一個づつ。
おつかれさま。
それにしても熱いね。暑いというより熱い。
薄手の青い長袖シャツの下は、真夏用の速乾吸汗半袖シャツ。
これじゃ寒いかなと思いながら着てたのに、それでも暑いくらいだ。
だから風とにかく風が吹くたび、それはそれはもう気持ちよくて心地良くて。
最高。
帰宅してから、ふと。
ノベルバを開けて、ひとつノベルを投稿した。
ボイスノベルに設定したら、データ失敗。
ボイス設定が混雑しているのかな?
よく考えたら、キャンペーンの最終日だし。
ふつうにノベル投稿にした。
頭で考えていることの半分も書けなかったけど、書いているうちに、
『こういうことを書きたかったんだな』
って自覚することができたよ。
新発見なのか再発見なのか、わかんないけど。
自分を発見している感じがする。
駅ビルの本屋が、いなくなってた。
とても淋しくなる。
時代の変化もあるだろうけどね。
それにしても、わざわざ駅ビルつくんなくても、昭和の頃の駅前商店街の平べったい空間のままのほうが青空と舗道が広くて陽射しも降り注いでいて、町の景色そのものが美しかったのにな。なんて思ってしまったよ、一瞬だけ。贅沢だな。いまは、今だからこその良さもあるはずなのに。
今だからこその良さ。
なんだろう。
さ、いろいろと、ひとくぎりつけた。
心から感謝しています。
ありがとうございます。
必ずお礼をお届けします。
口先だけで終わらせたくないから、
歯をくいしばって頑張ることもあるけど、
リラックスして楽しみながら作業をすすめるよ。
遊びと楽しみが飛躍の秘訣。
って、知ってる。
苦しいとき、もっと成長したいと切望するときこそ、なおさら。
遊び。
楽しみ。
それが扉を開けて突破する糸口になる。
いまも、そう思ってるよ。